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自律神経失調症の治療その1
自律神経失調症は、詳しくみていけば正確な病名が別につけられるべきものですが、概して心の状態が深く関わっている病気です。
そのため、心と体の両面から治療を行うことが大切です。心の面からの治療は症状の背景にあるストレスや悩みを解決させる必要があります。その一方、肉体面からの治療は、症状だけを取り除くだけではなく、自律神経のバランスが崩し易くなった体質そのものを改善する必要があります。
ひとつめは薬物療法です。自律神経失調症の背景には心理的・社会的な要因がありますが、多くの人が自覚しやすいイライラやめまい、 食欲不振、不眠等、体にあらわれる症状を取り除くのが薬物療法です。治療に使われる薬の種類は自律神経調整薬、抗不安剤、抗うつ剤、睡眠誘導薬、また場合によってはホルモン剤やビタミン剤なども使われることがあります。
ふたつめは理学療法です。自律神経失調症には指圧やマッサ-ジ、温熱療法等の理学療法により改善されるものもあります。理学療法によって、とりあえず体にあらわれる症状を取り除き、そのあとに心理的な療法によってじっくりと治していくのもひとつの方法といえます。
みっつめは心理療法です。自律神経失調症は多くの場合、その背景にはストレスや不安、人間関係のトラブル、性格の偏りが存在します。このような心理面の問題に対して治療を行おうとするのが心理療法あるいは精神療法と呼ばれるものです。こうした治療法の中には医師がアドバイスをする簡易精神療法や、医師の援助のもとに患者自身が自分の状態に気づくことを期待するカウンセリング、さらには訓練によって心と体のバランスを図る自律訓練法等、数多くの治療法があります。