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自律神経失調症に陥るとき

自律神経は、全身に網の目のように張りめぐらされています。その働きは生命の維持に関係するすべての器官におよび、体内の恒常性(ホメオスタシス)を維持し、体のリズムを調整するという大切な役割を果たしています。

自律神経には交感神経と副交感神経という2つの神経がありますが、これが微妙にバランスを取り合いながら体のリズムを調整しています。ところがこれが何らかのはずみで調子を乱し、いずれか一方の神経の緊張が高まってしまうと、バランスが崩れ、頭痛やめまいといったさまざまな症状が現れます。

自律神経失調症はこの状態のことを言います。簡単にいえば、体を動かしている自動装置が壊れてしまった状態といえるでしょう。

ストレスや気候の変化などの要因も関係しているものの、自律神経失調症に陥る人は、生まれつき自律神経の働きが敏感で、神経質な性格が多く、朝が弱く、夜に強いという特徴があります。そうした素因をもっている人がお酒の飲み過ぎや徹夜仕事、不規則な食事、喫煙、睡眠不足などの「不摂生」をすると、体のリズムを乱し、自律神経失調症に陥ってしまうのです。

自律神経失調症の治療法としては、身体の様々な諸症状に対し、関連する筋組織の過剰緊張を改善する(コリをとる)ことにより、自律神経の機能を正常な状態に取り戻し、症状の緩和及び回復作用を目指します。医師(心療内科、他専門科)への受診と治療、臨床心理士によるカウンセリングなども選択肢となります。